旅に魅せられて

旅をした一コマを文章と写真で紹介します。これまで美術史の研究目的で訪れた先や個人旅行先での様々なエピソードを文化や歴史そしてアートも含め紹介していきます。写真や文章を通して旅情をお届けできたらと思っています。

バットマンの邸宅を訪ねて:ウラトン・ホール、ノッティンガム、イギリス

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ウラトンホール(写真上)

映画『ジョーカー』(2019)が話題だ。ジョーカーと言えば、バットマンの宿敵。多くのファンを獲得したクリストファー・ノーラン監督のバットマン3部作も、人気シリーズだ。

今回紹介するウラトンホールは、バットマンダークナイトライジング』(2012年公開)  のロケ地で使用された場所だ。バットマンことブルース・ウエィンの邸宅として登場する。ウラトンホールの外観が雰囲気があって、非常にいい感じ。

ウラトンホールがあるのは、イギリス中部に位置するノッティンガム。実はこの街、ロビンフッドでも有名。市内からすぐの場所には、シャーウッドフォレストもあり、ロビンフッドの映画をご覧になった方なら聞き覚えのある名前かもしれない。

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邸宅の中にも入ることができる(写真上)

ウラトンホールは中心街からはバスで10-15分ほど。タクシーで行くのがよりわかりやすい。敷地に入ると一気にイギリスカントリーハウスの雰囲気が。広い敷地の中に見える邸宅には趣がある。

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イギリスのカントリーハウスは雰囲気があって、とてもいい。英国の歴史と伝統を感じることができるだろう。

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邸宅の上からはウラトンパークと遠くイーストミッドランズ地域が見渡せる(写真上)
 
ウラトンホールはカントリーハウスと呼ばれる貴族が住んだ邸宅で、エリザベス1世(1533-1602)期の1580年代に建築された。
イギリス中にカントリーハウスは点在しているので、代表的な邸宅を巡るのもいいだろう。電車の車窓から田園風景の中にこうした邸宅が見えることもある。とてもイギリスらしい美しい風景だ。
 
カントリーハウスはその名前のとおり、農村地帯に造られた。自然の中に点在する邸宅の景観からはとても英国らしさを感じる事ができる。

また、様々な貴族文化もカントリーハウスでは生まれた。
 
このカントリーハウスを舞台にした小説の一つに、先ごろノーベル賞を受賞したカズオ・イシグロ日の名残り』(1989年) がある。
貴族に仕える執事の話で、その内容と美しい文章が素晴らしいこの小説は、ブッカー賞というイギリスの権威ある賞を受賞した。
英国の邸宅を舞台にしたこの美しい小説を読むと、イギリス旅行がより一層楽しめるはずだ。

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ウラトンホールの周りには広い敷地があり、鹿もよく見かける。まさに自然の中にあるカントリーハウス。(写真上)
 
おすすめのグルメ

Miller & Carter Wollatonーステーキハウス

ウラトンホールから程近い所にあるオススメのお店。以前はカーベリーを提供するパブだったが、現在はステーキハウス。ゆったりした雰囲気の中で英国料理を堪能できる。肉の美味しさで評判の店だ。

 

 
ところで、カーベリーというのは肉料理を切り分けて提供してくれる形態の食事で、イギリスに行かれた際には是非試していただきたい。

 

食事は主に定額制で、ビュッフェ形式。欲しい野菜などをお皿に取り、食べたい肉を切ってもらう。

 

食事としては、ポテトや様々な伝統的なイギリス野菜、それにビーフ、ハモン、ポーク、ターキーなどの肉料理
また、伝統のヨークシャープディングも忘れてはいけない。
これらにグレービーソースをかけて食べる。中にはベリーソースなんかも。グレービーと使い分けても面白い。

 

伝統的なカントリーハウスを見てから、英国の伝統料理や肉料理もいいだろう。ノッティンガムでの最高の夜になること間違いない。
 
Photo and Writing by Hasegawa, Koichi
 

 

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