旅に魅せられて

旅をした一コマを文章と写真で紹介します。

過去と近未来の共存:バーミンガム、イギリス

バーミンガムイングランド中部の中心都市として、産業革命以来の重要な街だ。イギリスではロンドン、マンチェスターグラスゴーと並び大都市に数えられる。
 
バーミンガムは、移民も多く、とても国際的な雰囲気もあるし、文化的にも充実している。美術館やオーケストラもレベルが高い。
また、ロックファンにはレッドツェッペリン、ブラックサバスやジューダスプリーストなどにもゆかりがあるため、街の名前に覚えのある方も多いだろう。
 

新旧の建築を楽しむ

渡英した頃、バーミンガム近郊のカレッジに通ったため、この街には思い出が沢山あるが、印象的な景観が街の中心部にあるセイント・マーチン広場ブル・リング・ショッピングセンターだ。
 

f:id:KoichiHasArt:20191125204028j:plain

新旧の建物が隣り合う (写真上)

 

写真の右手に近未来的な建物が、ブル・リング・ショッピングセンターで、1万5千枚のアルミニウムの円盤が取り付けられている。中にはハイブランドを取り扱うセルフリッジ・デパートが入っている。

これに対し左手にあるのは、セイント・マーチン教会。歴史的には13世紀に遡る古い教会だが、現在のものは、19世紀のヴィクトリア期に取り壊して再建したものだ。建築家 J.A チャットウィン(Julius Alfred Chatwin) (1830-1907)は、バーミンガムやミッドランド地域で活躍した建築家。マーチン教会で注目するところは、バーミンガム出身の巨匠エドワード・バーン=ジョーンズ(1833-1898)がデザインしたステンドグラスだ。現地を訪れる事があれば、見学をオススメする。また、彼の絵画作品は、バーミンガム美術館にも多数所蔵されているため、合わせて楽しみたい。

f:id:KoichiHasArt:20191125204132j:plain

バーミンガム美術館は街の中心に位置する(写真上)

 

f:id:KoichiHasArt:20191125204548j:plain

ショッピングモール方面からマーチン教会を臨む (写真上)

 

イギリスの建築には、近未来的な斬新なデザインが多い。これはロンドンやマンチェスターなどの大都市に限らず、地方都市にも見られる特徴だ。マンションや大学などで斬新な建築デザインをよく見かける。
 
バーミンガムの中世と近未来的デザインの建築を見ていると、新旧の共存が、常に新しい文化を生み出す源泉なのかもしれないと気付かされる。

Photo and Writing by Hasegawa, Koichi