旅に魅せられて

旅をした一コマを文章と写真で紹介します。

夜のヴェッキオ橋を歩く: フィレンツェ、イタリア

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サンタ・トリニタ橋からヴェッキオ橋を臨む (写真上)

夜のフィレンツェの街を歩き、ヴェッキオ橋 (ポンテ・ヴェッキオ) へ行ってみる。アルノ川沿いの道には電柱からの光がなんとも幻想的な世界を作っている。この夜の街灯の色が私は好きだ。特にフィレンツェのように歴史香る古都では、演出効果抜群で、旅情感が増す。

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アルノ川沿いをヴェッキオ橋へ向かう(写真上)
アルノ川にかかるヴェッキオ橋は、フィレンツェ最古の橋で、日本にある宝石ブランド名で聞いたことがあるかもしれないが、宝石店が橋の上に連ねていることでも有名。
 
もちろん、橋の上にあるお店も、夜は店を閉まっている。日中とは違う静かなヴェッキオ橋を散歩するのもなかなかいい。

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ヴェッキオ橋にて(写真上) 夜なので店じまいだ。

 

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橋の一階と二階で機能が違う (写真上)
橋の二階部分は、ヴァザーリの回廊と呼ばれる。ピッティ宮殿からヴェッキオ宮殿、ウフィツィ美術館まで繋がっている長い廊下だ。
 
ダン・ブラウンの『インフェルノ』をお読みになった方や同映画をご覧になった方はこの場所が登場するのがわかるであろう。

設計者のジョルジョ・ヴァザーリ (1511-1574) は、美術史的に重要な人物として知られる。彼の『画家・彫刻家・建築家列伝』(1550) は、ルネサンスとその時代の芸術家を知る上で重要な本だ。また、彼はミケランジェロの弟子としても知られる。
 
彼の設計したヴァザーリの回廊は、約1000点の肖像画コレクションが飾らせているいわば美術館だ。
もちろん入館は日中で、完全予約制。常にオープンしているとも限らないが、チャンスがあれば是非。
 
最近では美術館も夜遅くまで開館しているところも増えてきた。ルネサンス香るヴァザーリの回廊も、夜の開館など検討してくれると嬉しい。
ヴェッキオ橋の夜に、
「夜のヴァザーリの回廊を見学出来たら、雰囲気あるだろうなぁ」
そんな事を想う。
 
昼間とは違う夜の静寂の中で光に包まれたヴェッキオ橋の雰囲気も私は好きだ。
 
Photo and Writing by Hasegawa, Koichi